NEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』 3/5 (2)

NEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』



■ 作品紹介
人間の欲と弱さ、そして怖ろしさが渦巻く新たな『四谷怪談』

刹那的に己の欲に生きる伊右衛門(獅童)、直助権兵衛(勘九郎)、男たちに翻弄され哀しき運命を辿るお袖(七之助)、そして怨みをつのらせ亡霊となって復讐するお岩(扇雀)。本能と欲が渦巻く混沌たる物語。

『四谷怪談』はお岩一人の恨みを描いた物語ではない。世の中全部が怪談だよと南北がささやいている。現代も気が付けば、亡霊ばかりが街を行きかう。無数の怨念がなだれ込む『四谷怪談』は、あの世もこの世もひっくるめて、怪なる世界へ変貌する。南北はあの世で高笑いするだろうか。

NEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』

 

さらなる進化を遂げたコクーン歌舞伎の原点!
チケット即完の舞台が、かつてない魅力を放つ映像作品に歌舞伎の古典演目を、新たに現代的な感覚で描くコクーン歌舞伎。1994年に十八世中村勘三郎らによってスタートして以来、毎回その斬新なスタイルが話題となり、現代に生きる歌舞伎の魅力を発信し続けています。2016年に第15弾作品として上演されたのは、第1回目にも上演されたコクーン歌舞伎の原点といえる『四谷怪談』。

シネマ歌舞伎版では、コクーン歌舞伎が醸し出す芝居小屋の臨場感を様々な視点で切り取り映像化。細微な音響効果も加わり、あたかもその場にいたような感覚に。現代と江戸末期の町が激しく交差する、新たな四谷怪談の世界がスクリーンに広がります。

■ KAYOチェック

夏の風物詩「怪談」。
日本の3大怪談と言えば、四谷怪談、牡丹灯籠、番長皿屋敷…。
そして、今回ご紹介するのが、最も日本で有名な怪談と言っても過言ではない「四谷怪談」です。

「四谷怪談」のお岩さんと言えば、誰もが片目を腫らした女性の幽霊を思い浮かべるのではないでしょうか?
夫である伊右衛門に、毒を盛られて顔がただれてしまったお岩さんが「うらめしや~」と亡霊となってあらわれる復讐劇は、
インパクトが強いストーリーなだけに、一度聞いたら忘れられません。

四谷怪談は元禄時代に起きた実際の事件をもとにつくられた物語で、舞台は東京の四谷。
お岩さんのお墓は本当に存在し、今でも多くの方がお参りに訪れるのだとか。

そんな四谷怪談も、歌舞伎として見ることで、芸術的な観点から楽しむことができます!
獅童、勘九郎、七之助と人気歌舞伎役者が勢ぞろい。歌舞伎好きの方はもちろん、まったくの初心者でも「歌舞伎ってこんなに面白いんだ~」と感動するはず(*’▽’)

もともと四谷怪談の物語が分かりやすい愛憎劇になので、ぐいぐいストーリーに引き込まれてしまいます。
子どもの頃は恐怖でしかなかった怪談が、大人になって鑑賞すると、人間の本能と欲望が入り混じった何とも悲しい物語だったことに気づくでしょう。

この夏、日本の怪談をコクーン歌舞伎で楽しんでみてはいかがでしょうか?

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NEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』
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監督・串田和美

■ 原題・英題
NEWシネマ歌舞伎『四谷怪談』

■ コピーライト
@cinemakabuki

■ 公開日
2017年9月30日

■ 公開情報
東劇ほか全国57館で公開

■ 公式サイト
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/35/

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